流星の絆とは?(wiki)
出典: ウィキペディア(Wikipedia) 『流星の絆』より
流星の絆』(りゅうせいのきずな)は、日本の男性作家・東野圭吾の推理小説である。週刊現代2006年9月16日号から2007年9月15日号まで連載され、2008年3月5日講談社より刊行された。両親を惨殺されるという過酷な運命を背負った三兄弟の14年後の犯人への復讐劇。作者最速のペースで発行部数が25万部を超えている。2008年7月現在での売り上げは37万部。
単行本のキャッチコピーは「惨殺された両親の仇討ちを流星に誓いあった三兄妹」「兄貴、妹(あいつ)は本気だよ。俺たちの仇の息子に惚れてるよ」「14年後、彼らが仕掛けた復讐計画の最大の誤算は、妹の恋心だった」
流星の絆のあらすじ
注意:以降の記述で物語・作品に関する核心部分が明かされています。
神奈川県・横須賀市にある洋食屋『アリアケ』の子供である功一、泰輔、静奈。夜中、流星群を見に行ったこの日、3人の両親が刃物で殺害された。彼らは身よりもなく、養護施設で幼少期を過ごした後、相次いで詐欺などにあったことから、強く生きるためにいつしか自らも詐欺を働くようになり、金を持っている男達を騙していく。事件から14年がたち、時効を迎えようとしていた折、洋食チェーンの御曹司である行成をターゲットにした3人は、彼の父親・政行が両親が惨殺された時間に家から出てきた人物に似ていることに気づく。店の名物であるハヤシライスの味から、政行が両親を殺害しレシピを盗んだと確信した3人は、行成に接近して政行を陥れるための罠を張っていく。作戦は順調にいっていた。しかし、一方で静奈は行成に恋心を寄せてしまう…。序盤から細かい伏線が張り巡らされ、政行を追い詰めたとき、思いもよらない事件の真相が明らかになる。
流星の絆の主な登場人物
以下、原作に準拠する。
- 有明 功一 (ありあけ こういち)
- 3兄弟の長男で、両親の死体の第一発見者。事件当時は小学六年生。施設を出た後に勤めていたデザイン設計会社が突然つぶれ、社長が自殺し、結果、自らがその補償に回る羽目になる。その経験から人を騙すことを生業にしてきた。泰輔と静奈を実行役に回し、自らは綿密なリサーチと巧妙なシナリオを立て、ターゲットを追い詰めていく。過酷な運命を生きてきたことで、弟妹との絆は深く、2人を守ろうとしている。幼少のころには父親から秘伝のハヤシライスの作り方を教えてもらっていた。
- 有明 泰輔(ありあけ たいすけ)
- 次男。事件当時小学四年生。事件のショックでしばらく口が聞けなくなっていたが、後に当夜に犯人と思しき顔を目撃したことが分かる。詐欺グループでは実行犯となり、宝石商や銀行員、ホストなどさまざまな業種の人間に扮装する。功一いわく、「扮装するとそれ以外の何者にも見えない、擬態の天才」。静奈と多く接していることもあり、妹の変化にいち早く気づいた。功一を信頼しているが、時にその慎重でかつ相手の心理を読んだ策略が理解できなくなることがある。
- 矢崎 静奈(やざき しずな)
- 事件当時小学一年生。功一と泰輔の妹であるが血はつながっておらず、戸籍上の父親も存在しない非嫡出子(詳細は後述)で、学校では兄と同じ有明姓を使っていた。愛称は「シー」。兄もうらやむ美貌を武器に男に近づいていく。男心を読むのにも長けている。資格商法の詐欺に引っかかり、そのことが最初に詐欺を働くきっかけになった。行成との出会いで別人を演じていることに後ろめたさを感じてしまう。
- 有明 幸博(ありあけ ゆきひろ)
- 「アリアケ」経営者で、事件の被害者。功一と泰輔の実父。先妻は病死している。洋食・とりわけハヤシライスの味にこだわりを持っていた一方でギャンブル狂の一面があり、多額の借金を抱えていた。功一にハヤシライスの作り方を教えるために、店を臨時休業させたことがある。
- 矢崎 塔子(やざき とうこ)
- 事件の被害者。静奈の実母。かつて水商売をやっており、その折に妊娠をし、静奈を産んだ。相手の条件で幸博とは籍を入れていない。事件の前日にはめったに利用しない図書館に行っていた。
- 戸神 行成(とがみ ゆきなり)
- 年収1000万を稼ぐ洋食チェーン「とがみ亭」専務。功一達にAランク(上限の測れない相手)のターゲットにされる。仕事一途で、恋には興味を抱いていなかったが、静奈との出会いで気持ちに変化が生じる。子供のころは天体観測が趣味であった。
- 戸神 政行(とがみ まさゆき)
- 「とがみ亭」経営者。行成の父。ハヤシライスを店の売りにしている。この人物が事件当夜に有明家から出てきたとされる。よく知る人物からは苦労人であると言われている。
- 戸神 貴美子(とがみ きみこ)
- 行成の母。行成の新店舗立ち上げと恋の行方に気を許せない。
- 高山 久伸(たかやま ひさのぶ)
- ゲームソフト会社勤務。「南田志穂」という女性に恋心を寄せている。しかし、その女性とは静奈の仮の姿であり、彼はBランク(100万は取れると踏んでいる相手)のカモにされている。
- 川野 武雄(かわの たけお)
- 中学で理科を教えている教師。静奈演じる「ユカリ」とつきあっているCランク(100万までは取れないが騙す価値のある相手)のターゲット。吝嗇家。
- 萩村 信二(はぎむら しんじ)
- 今事件を担当することになった若手刑事。神奈川県警捜査一課配属。事件前に「アリアケ」で食事を取ったこともある。配属が変わったあとも事件解決に執念を見せる。
- 柏原(かしわばら)
- 神奈川県警配属のベテラン刑事。事件の捜査の中で功一と親身になって接してきた。ゴルフが趣味で、事件の日に現場で傘をもって素振りをしていた。かつて息子を難病の末亡くしている。
流星の絆のテレビドラマ
| 金曜ドラマ・流星の絆 | |
|---|---|
| ジャンル | テレビドラマ |
| 放送時間 | 金曜日22:00 - 22:54 (JST)(47分) |
| 放送期間 | 2008年10月17日 - |
| 放送国 | |
| 制作局 | TBS |
| 演出 | 金子文紀 石井康晴 |
| 原作 | 東野圭吾「流星の絆」(講談社) |
| 脚本 | 宮藤官九郎 |
| プロデューサー | 那須田淳 磯山晶 |
| 出演者 | 二宮和也 錦戸亮 戸田恵梨香他 |
| 音声 | ステレオ放送 |
| 外部リンク | 公式サイト |
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特記事項 : |
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| ドラマ | |
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| ドラマ一覧 日本のドラマ |
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| カテゴリ | |
| テレビドラマ | |
| プロジェクト | |
| テレビドラマ | |
2008年10月17日よりTBSテレビ系金曜ドラマ枠で放送される予定。書籍の刊行から7ヶ月という短いインターバルでドラマ化の運びとなった。脚本は『池袋ウエストゲートパーク』で知られる宮藤官九郎。この作品以来8年ぶりに原作ものの脚本を手がける。また宮藤官九郎とプロデューサー・磯山晶とのタッグは、同局系の愛の劇場枠で放送されていた『吾輩は主婦である』以来約2年ぶりとなる。
主演は同枠三回目となる二宮和也。前作の『魔王』に引き続き、2期連続で嵐のメンバーの主演となり、引き続き主題歌も担当する。また、錦戸亮はプライムタイム枠でフジテレビ以外の連続ドラマ出演はこれが初めてであり、戸田恵梨香はTBSの連続ドラマ初レギュラー出演、戸田とりょう、寺島進は前クールにフジテレビ系で放送されたドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』に続き2期連続で同じ作品での出演になる。さらに歌手の中島美嘉が『私立探偵 濱マイク』(読売テレビ制作・日本テレビ系)以来6年振りに連続ドラマに出演、こちらは挿入歌も担当する(2話から)。
流星の絆のキャスト
有明 功一(26) - 二宮和也(嵐)、(幼少時代:齋藤隆成)
有明 泰輔(25) - 錦戸亮(NEWS/関ジャニ∞)、(幼少時代:嘉数一星)
有明 静奈(21) - 戸田恵梨香、(幼少時代:熊田聖亜)
戸神 行成(30) - 要潤
林 ジョージ(42) - 尾美としのり
萩村 信二 - 設楽統(バナナマン)
戸神 政行(60) - 柄本明
有明 塔子 - りょう
有明 幸博 - 寺島進
柏原 康孝(55) - 三浦友和
流星の絆のスタッフ
脚本 - 宮藤官九郎
プロデューサー - 那須田淳、磯山晶
演出 - 金子文紀、石井康晴
流星の絆の楽曲
主題歌 - 『Beautiful days』嵐(J-STORM、11月5日発売)
嵐にとって前番組「魔王」の主題歌である『trurh』に続き2期連続で金曜ドラマ枠の主題歌を手掛ける。
挿入歌 - 『ORION』中島美嘉(ソニー・ミュージックエンタテインメント、11月12日発売)
流星の絆の前後番組の変遷
| TBS 金曜ドラマ | ||
|---|---|---|
| 前番組 | 番組名 | 次番組 |
| 金曜ドラマ→FRIDAY DRAMA→金曜ドラマ | |
|---|---|
| 1980年代 1990年代前半 |
雨よりも優しく - 想い出にかわるまで - 誘惑 - 都会の森 - 男について - ふぞろいの林檎たちIII - それでも家を買いました - 結婚したい男たち - あしたがあるから - おとなの選択 - 愛はどうだ - ずっとあなたが好きだった - 十年愛 - 高校教師 (1993年版) - わたしってブスだったの? - 誰にも言えない - 徹底的に愛は… - いつも心に太陽を - 適齢期 - 人間・失格〜たとえばぼくが死んだら - 僕が彼女に、借金をした理由。 |
| 1990年代後半 | 揺れる想い - ジューン・ブライド - 愛していると言ってくれ - 未成年 - 愛とは決して後悔しないこと - 君と出逢ってから - 硝子のかけらたち - 協奏曲 - 君が人生の時 - ふぞろいの林檎たちIV - 最後の恋 - 青い鳥 - 聖者の行進 - めぐり逢い - ランデヴー - あきまへんで! - ケイゾク - 週末婚 - 独身生活 - 美しい人 |
| 2000年代前半 | 金曜日の恋人たちへ - QUIZ - Friends - 真夏のメリークリスマス - ストロベリー・オンザ・ショートケーキ - 昔の男 - 世界で一番熱い夏 - 恋を何年休んでますか - 木更津キャッツアイ - 夢のカリフォルニア - 愛なんていらねえよ、夏 - ママの遺伝子 - 高校教師 (2003年版) - ブラックジャックによろしく - Stand Up!! - ヤンキー母校に帰る - 奥さまは魔女 - ホームドラマ! - 世界の中心で、愛をさけぶ - 3年B組金八先生 (第7シリーズ) |
| 2000年代後半 | タイガー&ドラゴン - ドラゴン桜 - 花より男子 - 夜王 〜YAOH〜 - クロサギ - タイヨウのうた - セーラー服と機関銃 - 笑える恋はしたくない - 花より男子2(リターンズ) - 特急田中3号 - 山田太郎ものがたり - 歌姫 - エジソンの母 - Around40〜注文の多いオンナたち〜 - 魔王 - 流星の絆 |
流星の絆のトリビア
物語の終盤、功一と泰輔が刑事に扮する場面で、他の東野作品に登場する刑事の名前(加賀->加賀恭一郎(赤い指など)、草薙->草薙俊平(探偵ガリレオシリーズ))を偽名に使っている。(ただし、作中では芸能人に例えている)。
東野本人は今回の作品制作を苦痛に感じなかったと各種インタビューで語っている。特に、ラストは自分ではなく、登場人物が書かせたともしている。
ドラマのティーザースポットに使用されている功一の台詞は原作から、泰輔の台詞は帯のキャッチコピーから引用されている。
- 最終更新 2008年10月5日 (日) 10:38。
- All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License. (詳細は 著作権 を参照)
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